四万十町に新しく生まれる文化的施設は図書館とアートギャラリーから構成される町民生活の新しい拠点。敷地を超えて周辺エリアと手を取り合い一体となって豊かなまちへと育っていく未来図を抱き、さまざまな工夫とコミュニティ機能が計画されている。
図書館に期待される役割は社会の変化とともにうつり、より多様な市民活動の受け皿になることが求められつつある。図書館に美術館機能やコミュニティ機能を複合することによってさらに寛容で日常的な公共空間となり、町民だれもが気軽に立ち寄り、思い思いの時間を過ごせる心地よい日常の居場所を育てていく。