












豊岡駅からほど近い鋭角の角地に佇む小さな複合施設。弟が手がける会計事務所とコワーキングスペース、姉が営む飲食店(兼社員食堂)が、互いの活動を緩やかに交差させながら同居している。この場所の象徴となるのは、敷地形状から導かれた正三角形グリッドの木造架構。規則的でありながらも有機的に広がるそのリズムは、室内に森のような伸びやかさを与え、平面と断面に連続性を生み出している。そこで過ごす人々は、お互いの存在を緩やかに感じながらも木漏れ日の下にいるような心地よさの中でそれぞれの時間を紡いでいく。都市の角地にありながら、柔らかい共生を体現する居場所である。