公共施設の集約化、効率化が求められる昨今、地域に根ざした高齢者福祉施設のリニューアルに際し、多世代交流拠点と学童施設を併設させ複合化することで、これからの社会にフィットさせていこうという試み。瑞穂町は東京都のなかでも農業が盛んな町として知られ、農芸高校や新規就農者も多い。よって今回は施設外構に貸し農園を計画し、アグリヒーリング※ を通して3つの機能が融合しながら、多世代が自然に交流していく施設となるよう計画している。 (2025年オープン予定)
※ 園芸療法の一分野として、園芸植物や身の回りにある自然と関わることで、心や体の健康、社会生活における健康の回復をはかる療法のひとつ。農作業には従来の園芸療法の枠を大きく超え、医療だけでなく介護や福祉などにも応用できるだけでなく、地域コミュニティや経済効果の創出にも大きな広がりが期待されている。