池袋駅東口のチケット販売所「びゅうプラザ」の期間限定活用。時代とともに従来の役目も減るなかで、従来のナショナルチェーンのようなリーシングではなく、よりローカルに根ざした「その場所、その駅、その町にある人の活動」をインストールすることに着目。依頼は、コストを抑えた期間限定の「コミュニティ・ショップ」のデザインとなった。 びゅうプラザを「駅の内側」あるいは「まちの出っぱり」と捉え、たとえば靴下の裏地が表になるような感覚でまちへ表出していくような感覚で活用方法を考案し、床壁から什器にいたるまでの既存のインテリアを布で包み、布の折れ目をすべてステッチで丹念にトレース。元の空間が抽象化されながら強調され、全体がやわらかなインテリアとなった空間が、期間中の多様な使われ方を受け止める存在となった。 まちと駅がより密接に根付くことでまちの価値が向上することが結果的に駅の価値を上げる、と考えたJR東日本との取り組み。

works

まちの「裏地」をインテリアとしてひっくり返す
池袋 LOCAL GATE
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日時2020年3月8日〜29日
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主催JR東日本、合同会社日出家守舎デザイン
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監修スターパイロッツ
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テキスタイルデザインオンデルデリンデ
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照明デザイン灯デザイン