






「歴史と思い出にあふれた幼稚園を何とか存続させたい」という想いに突き動かされた卒園児のママたちが立ち上がり、この幼稚園の素晴らしさを地域の人に少しでも知ってもらうおうと、幼稚園を会場として「ハッピー・アウトドア・シアター」を企画。現役の園長さんや保育士さんのバックアップはもちろんのこと、黒子演出は地元の高校生たちが担い、スクリーンやゲートの設置はパパたちが買って出る。若いママたちの演技指導に真剣に耳を傾け、挑戦する女子高生。この幼稚園の素晴らしさを少しでも知ってもらいたいという想いをもとに、同じまちに住んでいながら普段触れ合うことのない人たちが集まり、こどもたちへ最高の思い出を贈るという目的に向かって一緒に汗を流す。大笑いしながら奮闘し、真剣にリハーサルを重ね、最後は涙を流しながらエンドロールを迎えた。まちづくりにとって大切なことは「近い将来に自分がこのまちで楽しく暮らしイメージをリアルに持てるかどうか」だ。(上映タイトル「リチャード・ザ・ストーク飛べないワタリドリ」)